単球って何?

サイズの大きな免疫細胞で、アメーバ状の外観が特徴です。マクロファージや樹状細胞に変化します。

単球は20マイクロメートル以上になる最も大きな免疫細胞で、マクロファージ樹状細胞に分化できます。研究が進んで、食細胞として働くだけでなく、獲得免疫の活性化にも影響を与えることが分かってきました。単球の外観はアメーバ状で、人体の免疫細胞全体の2〜10%を占めます。単球は、身体の感染部位からの炎症シグナルに反応して8~12時間以内に患部に移動し、マクロファージや樹状細胞に分化して免疫反応を起こします。骨を食べる破骨細胞も単球から分化した細胞です。成人の場合、単球の半分は脾臓に蓄えられています。

執筆:2021年9月
文責:大阪大学免疫学フロンティア研究センター・微生物病研究所
イラスト:長門香織

感染症

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