食物性アレルギーはどうやって起こる?
多くの食物は少量のアレルギー物質(アレルゲン)を含みますが、食事を経て体内に入ったアレルゲンに過剰な免疫反応が起きてアレルギー症状が起きます
特定の食べ物に含まれるアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)に対して、通常の免疫システムは反応しません。しかし、免疫機能や消化吸収機能に何らかの問題があると、吸収された食べ物を有害と見なし、鼻水や涙、おう吐、下痢などの症状で身体からアレルゲンを排除しようとします。これらが、アレルギー反応の症状となります。食物アレルゲンは口から食事として摂取するだけでなく、ときには呼吸器からの吸入や皮膚接触、注射(点滴)への混入などの経路からも入ることがあります。これらも食物由来のアレルゲンの場合は食物アレルギーといいます。
執筆:2021年9月
文責:大阪大学免疫学フロンティア研究センター・微生物病研究所
感染症
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