科学的な知識で自分を守ろう やわらかサイエンスのビジョン
2019年に始まった新型コロナウイルス感染症の大流行は、ウイルスや感染症だけでなく、様々な情報の錯綜も人々に混乱をもたらしました。
特に、インターネットの発達でさまざまな情報が膨大に得られるようになりましたが、専門の研究機関が発信する情報から匿名のブログに至るまで信頼度にばらつきがあります。
不確かな情報が広まり、社会全体が情報に振り回される事態も起きています。
このサイトは、感染症と免疫の研究を行っている研究機関である大阪大学微生物病研究所が、感染症と免疫について科学的に確かな情報を発信することでこの混乱を少しでもおさめることができればという思いから立ち上げました。
掲載されているコンテンツは、大阪大学微生物病研究所と、ワクチンメーカーである一般財団法人・阪大微生物病研究会、免疫学の先端的研究を展開する大阪大学免疫学フロンティア研究センターが中心となり構成し、各分野に精通した研究者が編集・執筆・校正に関わっています。
このサイトを読むことで病気が治るわけではありません。病気を治すための方法が書いてあるわけではありません。
このサイトには、私たちはなぜ病気になるのか、病気のとき私たちのからだで何が起こっているのか、ワクチンはどうやって効くのかなど、病気の元となる病原体や私たちのからだについて、科学的な事実と解説が書かれています。
感染症など病気に対抗するためには、科学的に正しい知識に基づく判断や行動が必要です。人類はこれまで、さまざまなウイルスや細菌による感染症と戦い、身を守る力や知恵を得てきました。
また、世界中の研究者が、どのように病気から身を守ることができるのか、研究を続けています。こうした科学的な知識に基いた思考と判断により、自分自身や家族、社会を守りましょう。